2021.07.10

やちむんの種類は?それぞれの特徴ややちむんを買える場所も紹介!

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こんにちは!うちなー茶屋ぶくぶくが運営するやちむん通販サイト「おきなわマチカンティ」です。

 

沖縄で人々の生活に密着し、約400年以上ものあいだ愛されてきた「やちむん」は、近年ではお土産やプレゼントとしても人気を集めています。

 

そんなやちむんに種類があることはご存知でしたか?

やちむんの種類はやちむんの歴史や普及した背景とも関連しており、発展した理由を垣間見られることでより魅力的に感じられるはず。

 

今回はやちむんの種類を中心にご紹介します。

やちむん通りとシーサー

 

 

やちむんとはどんなもの?その定義や魅力

 

沖縄に根強く愛される焼物の総称「やちむん」は、およそ1400年代にその原型が中国から流入し、1600年代から本格的に沖縄で作られ始めたといわれています。

 

本格的に歴史を刻み始めてからは有に約400年以上となる、まさに沖縄の風土に深く根ざした「やちむん」。

現在では食器をはじめとした様々な日用品に応用されるだけでなく、アート性の高い作品も登場するようになりました。

 

色々な作品がある「やちむん」に共通する特徴といえば、他の地域の焼き物よりも厚みと丸みを帯びていること。

その形状は温かい印象を与えます。

 

製品・作品として種類に富んだやちむんですが、実は大きく分けて2つの種類に分けられます。

 

土の風合いを活かした「荒焼(あらやち)」と釉薬(ゆうやく、うわぐすり)を使用した「上焼(うわやち)」です。

 

もともとは荒焼からスタートしたやちむんですが、上焼が登場したことによりバリエーションもさらに増え、それぞれ用途や好みに合わせて選ぶ楽しさ・集める楽しさも倍増しました。

 

やちむんの詳しい歴史や特徴については、こちらでもご紹介していますのでご覧くださいね!

やちむんとは?その特徴や背景、デザインの魅力まで詳しくご紹介!

やちむんの400年の歴史を知ろう!やちむんの魅力や買える場所も

 

 

やちむんの種類を紹介!「荒焼」と「上焼」の個性とは?

やちむんの種類は大きく分けて「荒焼(あらやち)」と「上焼(うわやち)」に分けられます。

それぞれの特徴と個性は次のとおりです。

 

荒焼(あらやち)

荒焼は土の風合いを活かしたやちむんの総称です。

約1100度の窯で焼き、表面に釉薬を使用しないため赤みを帯びた荒焼が多く、長く使用していく上で深みを増した赤褐色へと変化していきます。

 

上焼と比較して厚みのある作品が多いのも特徴で、古くは泡盛などの輸出品を輸送するための瓶(かめ)として使用されるほど頑丈です。

 

上焼(うわやち)

上焼は表面に釉薬を使ってガラスのような光沢をもたせた、やちむんの総称です。

約1200度の窯で焼き、釉薬が強度を補強する分、薄いやちむんを制作することも可能になりました。

とはいえ、柔らかい丸みを帯びた形状は共通しており、現在では食器を中心に置物などにも活用されています。

 

荒焼は色味で表現する部分が少ないので、細かな文様を彫りつけたり、逆に厚みをあえてもたせて力強さを演出したり、といった形で個性を表現しています。

 

一方、上焼は沖縄の空や海、山といった自然を思わせる白・青・緑の釉薬を中心に、茶・赤の釉薬や絵具によって色で文様を表現することも可能であり、細かな文様をさらに色付するなど視覚的にわかりやすい変化が楽しめます。

 

近年お土産として買える食器は上焼、赤みを帯びた置物のシーサーなどは荒焼というイメージで捉えるとわかりやすいかもしれませんね。

 

 

やちむんを買うならどこがおすすめ?

やちむん

やちむんの魅力に触れたいなら、やちむんの発展に寄与した2つのエリア(読谷村・壺屋)にある工房・販売店がオススメです。

それぞれの特徴を知って2つのエリアをはしごするのも良いですよ!

 

読谷村やちむんの里

読谷村の「やちむんの里」は2021年現在19の工房が集まる、まさに「やちむんの聖地」です。

それぞれが独立した工房の集合体で「里」を構成しており、特徴的な登り窯がいくつも立ち並んでいるのが特徴です。

 

陶器市や工芸市といった複数のやちむんを一同に確認できるイベントや、制作体験ができる工房もあるほか、陶工作家に直接会える機会があるのも魅力です。

 

壺屋やちむん通り

もともとやちむんは「壺屋焼」が原点となっており、その発祥の地でもある壺屋にある「壺屋やちむん通り」はもう一つの「やちむんの聖地」でもあります。

 

工房メインの「読谷村やちむんの里」と異なり、壺屋やちむん通りは直売店が多いのが特徴で、約400mほどの通りにやちむんにまつわる約50軒以上もの商店が立ち並びます。

有名な「国際通り」から徒歩で約10分ほどで、土地勘のない人でも安心して歩けるのが魅力です。

 

うちなー茶屋 ぶくぶくも、壺屋やちむん通りにあります。

沖縄散歩の疲れをのんびり癒やしつつ、隣接したショップで買い物することも可能ですよ♪

 

種類豊富なやちむんを比べて楽しんで!

荒焼と上焼に大分されるやちむんですが、それぞれに特徴・魅力・主力商品があり、目移りしてしまうかもしれませんね。

 

そんなときは沖縄の「やちむんの聖地」に行って直接やちむんに触れてみましょう。

きっと自分だけの逸品が見つかります。

 

やちむんが気になるけど遠方で気軽に沖縄には行けない、そんな方にオススメなのがやちむんの通販サイト「おきなわマチカンティ」です!

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